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家づくりの知識2020.10.01
マイホームを建てるためには、まずそのための土地を探さなければなりません。
土地周辺の環境によって住みやすさも当然変わってくるので、土地選びはかなり重要であり、慎重な見極めが必要です。
土地選びの際、分譲地を検討する人も多いですが、その魅力は一体どこにあるのでしょうか。メリットとデメリット、注意点も踏まえて解説していきます。
目次
1.そもそも「分譲地」って?
分譲地とは、不動産業者が広い土地をまとめ買いし、区画に分けて販売されている、家を建てるための土地のことを指します。
その規模は様々で、区画が100を超えるような大規模のものは「大規模分譲地」と呼ばれます。駅から離れた場所で、その分譲地がそのまま一つの街になっていることもあります。逆にコンパクトな「小規模分譲地」は、駅から近い場所や市街地、幹線道路沿いで開発されることが多いです。
一口に分譲地と言っても、規模によってはその環境はかなり異なることを覚えておきましょう。
2.よく聞く「分譲住宅」「宅地」との違い
住宅を考えた際に土地探しを始めると、「分譲住宅」や「宅地」などの言葉を目にすることが多いのではないでしょうか?
これらは「分譲地」とはどういった点が異なるのでしょうか。
2.1「分譲住宅」との違い
「分譲地」が土地であるのに対して、「分譲住宅」は読んで字の如く「分譲地に建てられた住宅」を指します。購入する段階で既に分譲地の上に建物が建っており、買い手は土地と建物をセットで購入することになります。分譲住宅は町並みを形成するように並んでおり、それぞれの家は同じようなコンセプトで建てられていることが多いです。
分譲住宅とよく混同される言葉に「建売住宅」があります。両者の違いは建物が建っている土地が「分譲地か否か」という点です。同じ意味として扱われることが多いですが、建売住宅の方が指し示す範囲は広くなります。自分の土地の上に新築の建物を建てて売りに出せば、それは建売住宅となります。
複数の土地をまとめて販売する分譲住宅に対し、建売住宅は一戸だけ個別で販売されるケースがあるのです。
2.2「宅地」との違い
では、「分譲地」と「宅地」の違いは何なのでしょうか。宅地とは土地の登記記録に記載される「地目」の種類の一つです。登記にはその土地の利用状況が記されており、宅地は「家を建てられる土地」のことを言います。地目は全部で23種類あり、地目によって建物を建てて良いかどうかを判断されることはありません。ただし「宅地」以外の土地に建物を建てた場合は、登記記録の地目項目を「宅地」に変更しなければなりません。
ただし、地目が「田」「畑」の場合は例外で、別の用途での使用が制限されています。つまり、自分の土地であっても地目が「田」「畑」である場合は、それらを潰して家を建てることはできません。
分譲地は、当然家を建てるための土地ですから、「宅地の一つ」と言えるかもしれません。ですが、大きな違いがライフラインの有無です。分譲地は電気やガス、水道といったライフラインが既に引き込まれており、その費用は土地価格に含まれた状態で販売されているため、土地を整備するための追加費用がかかりません。ライフラインの整備がされていない宅地に家を建てる場合は、自分でお金を払って引き込む必要がるのです。
3.分譲地のメリット
「分譲地」についての知識をいくつかご紹介してきました。つづいて、分譲地には一体どのようなメリットがあるのか見ていきましょう。
3.1価格の手ごろさと質を両立している
分譲住宅は、不動産業者が広い土地をまとめ買いし、それを分割して販売しています。そのため、住環境のいい土地を安く購入できるというメリットがあります。また分譲住宅の場合、似たような家をたくさん建てることになります。同じ建築材料をまとめて仕入れることになるためコストカットが可能になり、質を落とすことなく安く資材を仕入れることができるのです。「質の良い土地や住宅を安く手に入れられる」というのは、家を購入する上で非常に嬉しいポイントになるでしょう。
価格が分かりやすいというのも大きなメリットです。自分で土地を探して注文住宅を建てようとすると、トータルでどれくらいのお金がかかるのかはっきり分かりません。せっかく建てるのだから、とこだわりを詰め込んでいると、あっという間に予算をオーバーしてしまいます。また、地盤改良工事やライフラインの引き込み工事など、想定外の工事が発生してそれに予算を取られてしまうことも多いです。その点分譲住宅であれば、付帯工事の費用も含めた価格が提示され、それ以外の費用はほぼ発生しません。追加料金の心配がないと分かれば、安心して新生活の準備にお金を回すことができるでしょう。
3.2インフラが整備されている
分譲地は住宅を建てることを前提にした土地なので、そのためのライフラインは既に整備されています。分譲地でない場合、ライフラインがなければ買い手が費用を負担して整備を行わなければなりません。土地の形状が良くない場合や規模が大きい場合だと、道路と建物の距離が離れてしまい引き込み工事費が高くなることもしばしばあります。また下水がなく、トイレが汲み取り式になってしまった、というようなケースも起こりえます。分譲地であればその心配はないので安心です。
3.3住みやすくなるよう街並みが計画されている
特に大型の分譲地の場合、開発段階から街作りの計画がなされていることが多いです。個々の家が個々の思惑によって無秩序に建設されるのではなく、その地域全体で住みやすいように開発されるため、利便性は自ずと高くなります。一昔前の分譲地は同じような建物が縮こまって並んでいる、というところも多くありました。しかし、近年はそれぞれの家庭のプライバシーに配慮して家と家の間隔が広く取られているため、街に統一感を感じつつ自分たちの領域もしっかり守ることができます。公園やスーパー、ゴミステーションなども整備されているため、生活利便性が必然的に向上します。また、分譲地によっては敷地内で交通事故が発生しにくいように設計されているところもあり、小さな子供がいる家庭でも安心して生活を送ることができます。
3.4防犯性が高い
防犯性の高さを重要視している分譲地もあります。防犯カメラの設置や警備員の巡回などが行われ、住民の生活を守ります。また災害時の防犯拠点を兼ねた公園や、子供が遊んだり、大人達がサークル活動を行えるコミュニティスペースを備えた分譲地も注目を集めています。こうした施設を設置することで住民間のコミュニケーションが活発になり、自然とコミュニティが形成されます。住人同士の仲が良くなって頻繁なやりとりが行われるようになると、「隣に住んでいる人の顔も知らない」というような街に比べて不審者も近付きにくくなります。
3.5新しく住み始めた人同士なので馴染みやすい
昔からある土地に新たに家を建てて移り住む、というのは大変です。既に人間関係ができあがっていることも多いため、なかなか住民同士の輪に入れず、孤立してしまうケースも少なくありません。その点、新しく開発された分譲地では、住民全員がほぼ同時に生活をスタートさせるため、コミュニティにも入っていきやすくなります。家づくり同級生と言えるかもしれません。
また、子育て世代が入居していることが多いので、子供を軸に人間関係を構築しやすい環境と言えます。話があう隣人を作りやすいというのは親世代にとってもメリットですが、子供にとっても年の近い友人が近くにいるというのは大きなメリットになります。学校の状況や進学に関する情報なども自然と入って来やすくなるのです。
3.6街並みがおしゃれなことが多い
レンガ造りの道路や、緑の多い町並みに憧れて分譲地を選ぶ人も多いでしょう。街全体の計画には当然景観も含まれています。似たような家が並ぶため町並みに統一感が出て、おしゃれな雰囲気の中で暮らすことが可能です。コンセプトが設定されている分譲地もあり、子供にとってもいい環境で暮らしていくことが可能です。
4.分譲地のデメリット
多くのメリットがある一方、分譲地にはデメリットも存在します。しっかりと確認しておきましょう。
4.1人付き合いが濃くなりがち
分譲地は住民同士のコミュニケーションが密になりやすく、それが助け合いや防犯に繋がるというメリットがあります。しかしこれは人によっては「人付き合いが濃すぎて苦痛」になる可能性もあります。自分がどのような近所付き合いを望んでいるのか、一度確認する必要があるでしょう。できるだけ近所と関わらずに生活したい、と思っている人にとっては、無視できないデメリットになってしまいます。
4.2希望する間取りの家が建てられない場合も
分譲地は、各区画の土地の広さや価格がある程度平均的になるように販売されいてることがほとんどです。また、ある程度利便性の良い場所に作られることも多くあります。そのため、庭もしくは建物をすごく広くしたい、であったり、景色が良いところで窓は大きくしたい、といった強いこだわりがある場合は、土地の広さや近隣の環境との兼ね合いなどからそれらの希望が叶わない可能性もあります。
4.3交通アクセスが良いとは限らない
特に大規模分譲地の場合は、広大な土地を必要とするため、必然的に駅から距離が空いてしまうことになります。分譲地は車の行き来がしやすいよう設計されていることが多いので、車があればそれほど大きな問題にはなりませんが、そうでなければ交通の便の悪さが生活の質に直結してしまう可能性があります。特に職場や学校へのアクセスが悪いと、毎日のことだけにデメリットは大きくなってしまいます。分譲地が良いけれど交通アクセスは妥協したくないという場合は、中・小規模の分譲地を選択肢に入れるのも一つの手です。アクセス手段や所要時間などを必ず確認し、問題なく通えるかどうかしっかり検討しましょう。
5.分譲地を選ぶ際に注意すべき事
分譲地を選ぶときは、どういった点に注意すべきなのでしょうか。
5.1建築条件付き土地かどうか
まず確認すべきは、「建築条件付き土地」か否かという点です。分譲地は、家を建てるときの施工会社が予め決められていることが多く、その場合他の建築会社や施工会社を選ぶことはできません。このおかげで割安に土地や建物を手に入れることができるのですが、反面自分の好みを反映した家を建てるのが難しくなることがあります。どのようなプランがあるのか、どの程度の自由が可能なのかしっかり確認しましょう。
5.2インフラ整備代は土地の価格に内包される
分譲地は電気やガス、水道が既に敷地内に引き込まれた状態で販売されています。その分の費用は土地代に反映されていることが多いです。もし他に気になる宅地があって値段を比較したいのであれば、その土地の販売価格だけに注目するのではなく、その点を把握した上で行いましょう。
まとめ.マイホームは環境の良い分譲地で!
子育て世代や若い夫婦に人気が高い分譲地。その秘訣は、環境の良さと手頃な値段。それぞれにコンセプトが設定されていたり、個性を持っている分譲地が多いので、まずはネットで調べたり資料を請求するなどして、自分が気に入るものを探してみましょう。
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