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家の雨漏りは放置しておくと危険!発生しやすい場所や原因などを解説

家づくりの知識2022.07.19

家の雨漏りは放置しておくと危険!発生しやすい場所や原因などを解説

天井からぽつぽつと水が垂れてくる雨漏り。大したことはないと放っておくと、大変なことになる恐れがあります。大切な家を守るためには雨漏りに関する正しい知識が必要です。そこでここでは雨漏りはどんなところに発生しやすいのか、その原因は何なのか、また自分でできる応急処置や修理にかかる費用の相場まで詳しく解説します。

目次

−1.雨漏りを放置しておくとどうなる?
−2.家のなかで雨漏りが発生しやすい場所は?
−3.そもそも雨漏りが起こる根本的な原因は?
−4.雨漏りしやすい家ってあるの?
−5.雨漏りの修理はプロに!とりあえずできる応急処置はある?
−6.自然災害による雨漏りは火災保険でカバーできる
−7.雨漏りの修理費用は修理内容によって幅がある!相場は?

1.雨漏りを放置しておくとどうなる?

雨漏りは、室内や壁の内部、天井裏や床下など雨水が入ってはいけないところに入ってきてしまうことをいいます。壁や天井、柱などに水がしみ込んだ場合はシミが発生して見苦しくなるだけでなく、木材を腐らせ家を劣化させることにつながります。木が腐った状態だとシロアリも発生しやすくなるため、劣化はさらに進むかもしれません。また、常にじめじめしていることからカビが生えやすくなり、それを吸い込むことで健康被害が起こる危険性もあります。そのような環境から受けるストレスも心配でしょう。

劣化するのは木材だけではありません。水にさらされたコンクリートにはひびが入り、鉄骨はサビやすくなります。劣化したコンクリートが割れて落下したり、錆びた鉄骨が腐食して耐久性が弱まる可能性もあるでしょう。さらには家電に水がかかって漏電し、最悪の場合火災を招いてしまう恐れもあります。このように、雨漏りは決して軽視してよいものではないのです。

2.家のなかで雨漏りが発生しやすい場所は?

雨漏りは家のどこで発生しやすいのでしょうか。知っておくと雨漏りをしている場所を早期に見つけやすくなります。そこでここでは、特に雨漏りしやすい場所について解説します。

2-1.屋根の壊れた部分や劣化した部分から雨漏りすることが多い

天井にシミを見つけたり、床が濡れているので上を見たら天井から水がしみだしてきた、というので雨漏りに気付いたという人も多いのではないでしょうか。雨漏りの原因として特に多いのは、屋根の破損や劣化です。風雨や日差しにさらされる屋根はダメージを受けることが多く、それにより屋根材が欠けたり瓦がズレたりすることが雨漏りの原因として挙げられます。また、雨どいがつまって水の流れが悪くなることも雨漏りを引き起こす一因になります。

2-2.意外と多い外壁からの雨漏り

雨漏りといえば屋根から、というイメージを持つ人も多いかもしれませんが、外壁から水が入り込んでくるというケースも実は少なくありません。原因は外壁材の欠損や経年劣化です。家の外壁に多く使われているサイディングボードは、経年劣化するとひび割れや防水性能の低下が起きることがあります。モルタルの壁も年数と共にひびが入ってくることがありますし、さらにコーキングが劣化して隙間ができるとそこから水が入り被害が拡大する恐れがあります。

2-3.ベランダ・サッシ・天窓からの雨漏りが被害を大きくすることも

屋根と壁以外にベランダやサッシ、天窓から雨漏りが起きることもあります。ベランダも屋根や壁同様風雨にさらされているので、年数が経つと防水層が劣化したりひび割れが起きたりして雨漏りにつながってしまいます。特に手すり部分の笠木が劣化することが多く、そこから水が染み込むケースが多いです。サッシや天窓の場合は、窓や壁との隙間を埋めるコーキングの劣化が主な原因と考えられます。コーキングが劣化するとひび割れができるため、そこから雨水が侵入しやすくなるのです。

3.そもそも雨漏りが起こる根本的な原因は?

雨漏りが起こりやすい場所はわかりましたが、なぜそれらの場所から雨漏りがしてしまうのでしょうか。その原因を探っていきます。

3-1.施工不備

まだ築年数が浅いのに雨漏りがする、という場合は施工時の不備が原因であることが考えられます。施工時の不備には大きく分けて二つありますが、一つは素材に問題があるケースです。建築基準法には防火・耐震性能に関する基準はありますが、防水性能に関する基準はありません。従って防水に関しては施工会社次第ということになりますが、施工会社が十分な性能のない素材を選んでしまうと雨漏りにつながる可能性があります。

もう一つは施工そのもののミスです。日本には昔から「雨仕舞」といって雨が建物に入らないようにする技術がありましたが、デザインへのこだわりやコストダウンのためにそれが軽視される傾向があるのです。あるいは、きちんと設計されているのに作業の段階で正しく部材が取り付けられていないというケースもあります。

このような被害を防ぐため、「住宅の品質確保の促進等に関する法律」という法律が施行されました。この法律では2000年4月1日以降に契約した新築住宅に対しては施工業者に瑕疵担保責任があるとされ、10年間の保証が義務付けられています。

3-2.台風や地震などの大きな自然災害

自然災害も雨漏りを引き起こす原因の一つです。例えば台風の際、強風で物が飛んできて家にぶつかり破損することがあるのはもちろんですが、強風が屋根材や外壁材を剥がしたりずらしたりするなど直接家を傷つけることもあります。台風のときは大雨も降りますから、傷ついた部分に雨が当たればひとたまりもないのは想像に難くありません。

地震も揺れが大きければ、壁にひびが入ったり屋根瓦が崩れ落ちるなどの被害をもたらし、雨漏りにつながってしまいます。また、雪の多い地方では雪の重みで屋根や雨どいが壊れ、それが原因で雨漏りが起きるケースもあります。

3-3.経年劣化

築年数が経つにつれて起こる経年劣化も雨漏りの原因となります。特に注意が必要なのは、建築から20年以上経っている家です。屋根材の寿命は20~30年といわれており、その間メンテナンスを一切行っていない場合、雨漏りのリスクは高まるでしょう。屋根材の劣化だけではなく、防水性能の低下やコーキングの劣化も気になるところです。コーキングや塗装の防水性能の寿命は約10年と屋根材の寿命よりも短く、仮に耐久性能の高い屋根瓦を使用していたとしても、メンテナンスを行わなければ雨漏りが起きてしまう可能性があるのです。

4.雨漏りしやすい家ってあるの?

築年数が長いのに雨漏りしない家もあれば、建ててからそれほど経っていないのに雨漏りする家もあります。どうしてこのような差が生じてしまうのでしょうか。実は、家はデザインや作りによって雨漏りのリスクが大きく変わってきます。

雨漏りしやすい家としてまず考えられるのが、軒が短い家、あるいは軒が全くない家です。軒ゼロ住宅や箱型住宅、キューブ型住宅といったものがこれに当たります。デザインがスタイリッシュなので人気がありますが、軒が短いまたはないということは、直射日光や雨が直接壁に当たるため劣化しやすいことを意味します。軒にはこうしたことから家を守る大事な役目があるのです。

屋根に特徴のある家も劣化のリスクは高いといえるでしょう。天窓や太陽光パネルは屋根に穴をあけて設置することになるため、少しでも隙間があれば水が入ってきてしまいます。陸屋根は傾斜がないため水がたまりやすいですし、片側だけに傾斜している片流れ屋根は屋根が傾斜している側の壁に雨どいから跳ね上がった水が集中的に当たって劣化を早める恐れがあります。

形の複雑な家や凹凸の多い家はつなぎ目が多くなるため、そこから水が浸入してくるかもしれません。屋上バルコニーや1階の上に設けられたバルコニーも、防水工事をよほどしっかりしていないと築年数が浅くても雨漏りがする可能性があります。このようにデザイン重視に偏って家を建ててしまうと、防水の機能が不十分になってしまうことがあるので注意が必要です。

5.雨漏りの修理はプロに!とりあえずできる応急処置はある?

雨漏りはそのまま放置すると家を傷めてしまいます。雨漏りを発見したらまずは応急処置をしましょう。

応急処置には、大きく分けて屋外でできることと屋内でできることの二つがあります。屋外でできるのは、屋根の雨漏りしている部分にブルーシートを張ること、防水テープを貼ったりコーキングをしたりして穴の部分を埋めることです。屋内でできるのは、雨漏りの下にバケツを置いて水を受け床にしみこませないようにする、濡れた部分は雑巾で拭く、といったことがあります。内側から隙間を埋めるときは雑巾などを使うと良いでしょう。

ただし、これらはあくまで急場しのぎの処置でしかありません。本格的な修理はプロに任せましょう。DIYが好きな人などは自分で釘打ちや部材はがしをして直そうと考えるかもしれませんが、素人が行うとかえって傷を広げてしまうことがあるからです。自分で手に負えなくなってからプロを呼ぶと、修復作業が大変になり、かえって費用がかさむことにもなりかねません。

6.自然災害による雨漏りは火災保険でカバーできる

 

予期せぬ自然災害で雨漏りが発生したとき、その修繕費用を賄うのは大変な負担でしょう。そういった場合には火災保険が適用される可能性があります。火災保険はその名称から火災での損害を補償するものと思われがちですが、自然災害も適用範囲に入っているのです。地震による被害は地震保険の範疇になりますが、それ以外の自然災害であれば火災保険でカバーできることが多いです。建物だけでなく、家財道具など内部の被害についても適用範囲に含まれます。

火災保険には「風災」という枠があり、台風や大雨、強風などの自然災害が直接の原因となって被害が起きた場合に補償を受けられることになっています。ただし契約している火災保険に風災が含まれていない場合は保証を受けられないので、契約内容をよく確認しておきましょう。なお、火災保険が下りるのはあくまでこうした自然災害が原因の雨漏りについてのみであり、経年劣化や新築時の不良、リフォーム時の不良などは認められません。

7.雨漏りの修理費用は修理内容によって幅がある!相場は?

雨漏りの修理費用は、雨漏りが発生している場所や修理の規模によって違ってきます。コーキングの打ち直しや雨どいの修理・交換といった小規模なものであれば数万円で済むこともありますが、全体的な修理が必要な場合は高額になります。例えば外壁塗装なら50万円~100万円、サイディングボードの張替なら50万円~200万円、防水シートの張替なら100万円~300万円といった具合です。値段の違いは面積と材料の違いによるもので、瓦屋根の場合は必要とする瓦の枚数によって変わってきます。

雨漏りの修理というと穴の開いた箇所だけ塞げばよいのではと思うかもしれませんが、広範囲にわたる劣化が原因となっていることも多いものです。どの程度の工事が必要になるのかは、プロに詳しく調べてもらいましょう。

雨漏りは放置しないことが大事!適切な対処で家を長く快適に

雨漏りは屋根や壁などの経年劣化や自然災害、あるいは施工の不備など様々な原因で起こります。放置すれば大事な財産である家の価値を落としてしまうだけでなく、健康被害を引き起こすこともあるので見過ごすことはできません。住み慣れた家で長く快適に過ごすため、雨漏りに気付いたらまずは応急処置、そしてプロに修繕を依頼するといった適切な処置を早めにとりましょう。アフターメンテナンスは、アネシスグループのメンテナンスサポート「リリーフ」にお任せください。

 

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