vol5：【熊本市東区 モデルハウス】設計士の頭の中を覗いてみた！最高性能の家

皆さまこんにちは！アネシスの平川です。

毎回口癖のように言っていますが、寒すぎませんか🥶私平川、最近こたつを出したのですが、一度入ってしまったらなかなか出ることができません。毎朝会社に遅刻しそうでひやひやしています。寒いだけに。。。

はい、そんなことはさておき、今回のブログは毎度おなじみ設計士インタビューになります！前回のブログでご紹介があった、託麻南小学校横の分譲地に、実はもう１棟「性能とデザインを高いレベルで両立させた新しいモデルハウス」が完成しました。今回は、この託麻７号地モデルハウスの設計を担当した設計士、西里さんに直接インタビューさせて頂きました🎤

今回は、このモデルハウスのお家のコンセプトと、３つのこだわったポイントをご紹介します！

平川： 西里さんよろしくお願いします！早速ですが、このお家のコンセプトと、こだわったポイントを３つ教えてください！

西里： お願いします！

コンセプトはズバリ、「性能とかっこよさを両立した家」です。どちらか一方に偏るのではなく、冬は暖かく、夏は涼しい快適な暮らしと、飽きのこない美しいデザインを両立させることを目指しました。

設計士のこだわりポイント①：

夏は涼しく冬は暖かい。窓を厳選して実現した「断熱等級７」の住み心地

平川： 西里さん、今回のモデルハウスは特に「断熱等級７」というのがとても驚きでした。詳しく教えて頂けますか？

西里： そうですね。最高ランクである「断熱等級７」を実現するために、かなりストイックに設計しました。断熱を極めようとすると、実は「窓の配置」が一番の鍵になるんです。

平川： 窓を減らしたり、小さくしたりする必要があるんですよね？

西里： その通りです！熱の出入りが最も大きい窓を厳選し、サイズを抑えることで魔法瓶のような保温力を高めています。「冬は暖かく、夏は涼しい」を数値だけでなく、肌で感じていただけるはずです。

平川： 個人的には、性能を優先するとデザインが難しくなりそうだなと思っていたのですが、そこはどうクリアしたんですか！？

西里： それが２つ目のこだわり、外観デザインに繋がります！

 設計士のこだわりポイント②：

通学路を彩るランドマークに。植栽が映える「白の統一感」とスッキリした外観

平川： 外観、すごくスッキリしていますよね。特に道路側から見た時のシルエットが綺麗です。

西里： 団地内道路から見た時に美しく見えるよう、メインファサード（お家の正面）には余分な要素を一切出さないように設計しました。さらに、標準では400mm出す「シュトー（ドイツ製の塗り壁）」を、今回はあえて100mmに抑えています。

平川： 100mm！かなり攻めましたね。

西里： 箱が重なり合ったようなシンプルな造形美を強調したかったんです。白一色で統一しているので、あえて凹凸のある部分で壁材を貼り分け、立体感を出しています。

平川： 白い外壁に、これから植える植栽の緑が映えるのが目に浮かびますね🍃そういえば、今回のモデルハウスは託麻南小学校のすぐ横という、通学路に面した場所ですよね。

西里：そうですね！おっしゃる通り、ここは通学路の横なので、子供たちが通る時に「あ、あのお家かっこいいな」と思ってくれるような、街並みを彩る風景の一部になればという想いも込めています！

設計士のこだわりポイント③：

透明ドアとストリップ階段がつくる開放的なLDK。視線の抜けで作る「数値以上の広さ」

平川： 土地の広さには限りがありますが、中に入ると不思議と圧迫感がないですよね。

西里： 性能のために窓を小さくした分、室内が暗く、狭く感じられないように、「視線の抜け」を徹底的に計算しました。

平川： 確かに、玄関を開けてすぐのドアが透明なガラスだったり、階段がストリップ階段だったり、奥まで視界が通ります。

西里： キッチンはミラタップの商品を採用し、あえて床から浮いているように見えるデザインにしています。足元の空間が見えるだけで、広がりが全然違うんですよ。

▶透明ガラスとストリップ階段

▶キッチン

平川： ２階の子供部屋にも小さな工夫があるとか？

西里： 子供部屋の窓も断熱のために最小限にしていますが、それだけだと閉塞感が出るので、壁に小さな室内窓を設けています。１階と２階が繋がっているような感覚になり、家中どこにいても家族の気配と広がりを感じられるようにしました。

最後に設計士からのメッセージ

平川： 西里さん、ありがとうございました。最後に読者の皆さまへ一言お願いします！

西里： この家は、ただ「おしゃれ」なだけでなく、住む人の健康と快適さを守る「強さ（性能）」を兼ね備えています。

ですが、断熱等級７の心地よさや、視線が抜ける開放感、高性能な住宅の快適さ、特に冬の暖かさや夏の涼しさは、図面や写真だけでは全く伝わりません。「窓が小さくても、こんなに明るくて広いんだ！」「性能とかっこよさを両立した家」という驚きを、ぜひ現地に体感しに来ていただきたいです！