建築模型と向き合う
スタッフコラム・ブログ2023.05.15
はじめまして!
ひとやね事業部の黒木です。
ひとやね事業部は2023年2月から活動を開始しました。
『年齢や障がいに関係なく、すべての人にココロオドル暮らしを』
という想いをもとに、家づくりのお手伝いをさせていただいています。
ひとやねに携わるようになり、介護や福祉・医療に携わる方々と
お話しする機会が増えました。
今回は、先日障がい者支援団体の方とお話しした「エレベーターのボタン」について。
車いすマーク♿がついたボタン。
公共施設のエレベーターにはだいたいありますね。
これは「福祉仕様(車いす用)」のエレベーター。
普通のエレベーターといくつか違いがあります。
①低い位置にボタンがある
車いすの方だけでなく、お子さんにも押しやすい位置になっています。
エレベーター内も出入口横の操作盤のほかに、両側の低い位置に車いす用の横型操作盤があります。
②エレベーター内に手すりがある
ご高齢の方やお子さんが握れるように手すりがついています。
③エレベーター内に鏡がある
正面に鏡があり、車いすの方が後ろ向きで出るときに後方を確認できるようになっています。
④ドアが開いている時間が長く・ゆっくり閉まる
車いすマークのあるボタンや操作盤を押して止まった階では、ドアの開いている時間が
長くなり、ドアもゆっくり閉まります(約10秒・通常の2~3倍)
車いすの方やベビーカーを押す方が、焦らず乗り降りできます。
⑤エレベーターが複数台あるとき
車いす用のボタンを押すと、数基あるエレベーターのうち車いす用のエレベーターが
くる設定になっているところもあります。
長々と書いてしまいましたが・・・
特に④⑤は知らない方が多いのではないでしょうか。
車いすマークのあるボタンと普通のボタン。
その違いを知って、みんなが快適にエレベーターを利用できるといいなと思います。
車いすやベビーカーの方を手助けする際は、ぜひ車いすマーク♿のあるボタンを押してくださいね。
障がいの状況や将来の介護に対応できるオーダーメイドの家づくり
介護する人も、される人も、暮らしがラクになる提案をしています