Out Of KidZania in くまもと イベントレポート
イベントレポート
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総合住宅会社の株式会社アネシス(本社:熊本市東区)は、2025年11月22日(土)、23日(日)に熊本県で初開催の「Out Of KidZania in くまもと」にて仕事体験を提供しました。「Out Of KidZania in くまもと」は子どもの職業・社会体験施設「キッザニア」の企画・運営を行うKCJ GROUP 株式会社(本社:東京都中央区)監修のもと、熊本朝日放送株式会社(本社:熊本市西区)の主催で開催されました。
アネシスが提供したプログラム内容
当社のブースでは、大工仕事のひとつ「上棟(じょうとう)」をご体験いただきました。
「上棟」とは、柱や梁(はり)を組み立てて、建物の骨組みを完成させる作業です。今回は、子どもたちが力を合わせて、約5分の1スケールの本格的な家の骨組みを建て上げる「ミニ上棟」を実施いたしました。この『ミニ上棟』は当社が長年実施している人気の職人体験イベントです。本物の柱に触れ、仲間と協力して建物を完成させる達成感を通じて、木の良さを知る「木育」の機会を提供しました。
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2日間にわたり開催された本イベントでは、アネシスのプログラムに小学1年生から6年生まで、計40名の子どもたちが参加しました。
最初は緊張で不安げな表情を浮かべていた子どもたちですが、いざ作業が始まると、サポート役の先輩大工や、その場でチームとなった仲間と声を掛け合い、次第に真剣な眼差しへと変化。まるで本物の職人のように一本一本丁寧に柱を立てていました。1時間という限られた時間ではありましたが、全員で力を合わせ、立派な建物の骨組みを完成させることができました。
上棟完了後には、「餅まき」ならぬ「お菓子まき」を実施。棟の2階部分から保護者の皆様に向けて、一生懸命にお菓子を投げる子どもたちの姿により、会場は大きな達成感と温かい笑顔に包まれる空間となりました。





参加した社員大工にインタビュー
(社員大工の甲斐さん)
今回、「Out Of KidZania in くまもと」に先輩大工として参加しました。 私自身、幼い頃にキッザニア東京で大工体験をしたことがあり、当時の体験が大工という仕事のイメージをより明瞭にし、その後の自身の糧となって、将来の夢だった「大工」になることができました。 そのような経験もあり、今回参加する子どもたちにも、仕事体験を通じて将来の職業選択や働くイメージを持ってもらえるように接しました。
参加した子どもたちは、最初は積極的な子や消極的な子など様々でしたが、いざ体験が始まると全員が責任感を持って取り組んでくれました。大工という仕事は一人で出来ることは少なく、協力することが必要不可欠です。その「協力することの大切さ」も伝えられたのではないかと思います。
ミニ上棟を終えたときの子どもたちの達成感ある表情はもちろん、保護者の方々からいただいた「アネシスのミニ上棟すごいね」といったコメントは非常に嬉しかったです。
大工の魅力は、家という大きいものを自分の手で完成させる「達成感」だと思います。ほとんどのお客様にとって一生に一度のお買い物であるからこそ、完成した時の喜びはひとしおです。より緻密な作業のために必要な技術を先輩から学び、自分のものにしていく過程や、職人という仕事のかっこよさが、子どもたちをはじめ多くの人に伝われば幸いです。
今後の展望
今回の「Out Of KidZania in くまもと」をきっかけに、今後は熊本の小・中学生を対象とした大工や左官の職業体験を継続して実施していきたいと思います。将来の夢や職業選択には、小・中学生の時の原体験が大きく関わると考えているからです。
具体的には、小学校高学年の子どもたちには、まずは純粋に「ものづくり」や「大工仕事」そのものの楽しさを体験してもらいたいと考えています。 その上で、中学1年生、2年生を対象に、より緻密でレベルの高い大工仕事を体験してもらえるような場を作っていきたいです。また、大工体験だけでなく、左官職人の体験についても実施に向けて取り組んでまいります。
この大切な時期に職人体験をしてもらうことで、将来「大工や左官職人として働きたい」と思ってくれる人を増やしたい。アネシスがそのきっかけづくりの一端を担っていけるよう、今後も活動を続けてまいります。
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